ForestBrewing
ブランドストーリー
北川のほとりで、
水と薪火に向き合いながら、
ビールを仕込んでいます。
北川のほとりで
宮城県川崎町、北蔵王の麓。
私たちForestBrewingの醸造所は、北川のほとりにあります。
仕込みに使うのは、仙人沢・象ヶ沢の流れを汲む北川水系の軟水。
余計な成分をほとんど含まないこの水が、麦芽とホップの味わいを素直に引き出します。
その水を温め、麦芽の甘みを引き出す工程で、薪火を使っています。
使うのは、森の中で役目を終えかけた木や、薪の端材。
なぜ薪なのか。
それには、少し長い物語があります。
ヨーロッパでの出会い
ForestBrewingは、ビールだけをつくっている会社ではありません。
薪ストーブ用の薪製造、イタリア製林業機器の輸入販売──。
代表の生家には、東京ドーム4つ分の森があります。
その森をどう守り、どう活かしていくか。
答えを探しに向かったのは、林業先進国、オーストリアとドイツでした。
視察の夜、現地の木こりたちと酌み交わしたビール。
村や街ごとに続く小さな醸造所が醸す、多彩な風味。
忘れられないおいしさでした。
グラスの向こうに、豊かな時間が流れていました。
「日本でも、こんなビールが気軽に飲めたらいいのに」
帰国してからも、その思いは消えず、
やがて「ウチの薪で、ビールをつくれたら」と考えるようになりました。
すべてが、つながった
薪を製造する過程で、必ず端材が出ます。
木の根元や二股部分などは、売り物にならず、以前はリサイクルに回していました。
それでも、「一本の木を、最後まで使い切りたい」という思いが、心に残っていました。
この端材を、熱として使えないだろうか。そう考えたときに浮かんだのが、薪ボイラーでした。
薪ボイラーでお湯を沸かし、その熱でビールを仕込む。その仕組みが見えてきたとき、もう一つのピースが揃います。
日本やドイツで醸造経験を積んだブルワーとの出会いでした。
森があり、水があり、火があり、人がいる。
すべてが、つながった瞬間でした。
森とつながる
山や森は、かつて人の生活と地続きでした。
薪や炭が使われなくなり、人が足を踏み入れなくなったことで、森は荒れていきました。
荒れた森を、再び元気にするには、人の手が必要です。
定期的に間伐し、光を入れ、健全な循環をつくること。
薪火で仕込み、醸造の過程で出るモルト粕は、飼料として地域に還す。
家にいながら、身近な山や森を感じるきっかけになる。
それが、私たちの「薪でつくるビール」であってほしい。
はじめの一杯
ForestBrewingがつくるのは、ラガービールをはじめとした、
ヨーロッパで何百年も愛されてきた正統派のビールです。
派手さや奇抜さではなく、まず「普通においしい」こと。
ビールに詳しくなくても選べること。
食事と一緒に、気軽に、何杯でも飲めること。
クラフトビールを楽しむための、原点の一杯。
ちょっといい日の最初に選びたい一杯。
ForestBrewingは、様々なシーンで選ばれる「はじめの一杯」でありたいと思っています。
それぞれの要素が重なり合い、
一杯のビールができあがります。
